このレビューはネタバレを含みます
幸せには代償がある。自分で努力して得られる幸せは、代償よりも利益の方が大きい。よって代償に気づきにくい。
4つの作品のオムニバスなので、1つずつ感想とスコアを書いていく。
●コインランドリー (3.5)
自分の力が大きくなると、目の前の本当に大切なものに気付きにくくなる。今回のテーマを単純に表現したような作品だと思った。設定、展開が単純でわかりやすかった。
●タテモトマサコ (4.5)
平凡な日常かと思いきや、スリラーで、ホラーのような要素もあって心が揺さぶられた。最後まで、この先どうなるのだろうと、ドキドキした。シーンの繋ぎ目がハラハラする。
●イマジナリーフレンド (3.0)
心温まる話。イマジナリーフレンドのユキちゃんは、サキの記憶の中にいる姉の潜在意識なのか。
●アップデート家族 (3.5)
ぶっ飛んだ設定で、コメディ調で描かれているが、家族のそれぞれの在り方についてのエゴとエゴのぶつかり合い。理想を求めるのがいい訳では無いが、明らかに間違った方向に進む父。間違った方向に進むまでをもう少し描いてほしかった。