こ

おカネの切れ目が恋のはじまりのこのレビュー・感想・評価

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どう頑張っても冷静には観られないドラマになってしまった本作。
もしそうでなかったとしても大切なドラマになってたと思えるくらい素敵な作品になりそうな予感です。

松岡茉優さんのラジオでみせてきた人間力の強い部分が静かに爆発したような演技が圧巻です。
そこは同じく大島さん脚本の「忘却のサチコ」に通ずる部分があります。
薄化粧でもきれいすぎるし、決して世捨て人ではないしこんな同僚がいたら惚れてしまうな笑

三浦春馬さんは人たらしな役をやらせたら比肩する人はいないくらいでしたが、この作品でも遺憾なく発揮されています。

共演も話題性、実力のバランスに優れた方々が固めていて幸せです。

全4話に圧縮された今作。
一ヶ月後には良い意味で悔やんでも悔やみきれないことになりそうです。

第1話(スコア4.0)
一時間の中でキレイに起承転結が決まっていて、最高の滑り出し。
バイアスがかかってしまっているのかもしれませんが、お坊っちゃんの99%の能天気さの中に1%の苦悩がチラ見する三浦春馬さんの顔芝居に何度も感嘆してしまいます。

第3話(スコア4.1)
皆さんの演技がお強い。
とくに三浦春馬さんっていい俳優さんだったんだなーとしみじみ。
失って初めて気がつくとはよく言ったものです。

第4話(スコアー)
3話目まではこんな素敵な作品を残してくれてありがとうございます、という気持ちだったのに対して
4話目で味わった多面的な喪失感は悔いても悔やみきれない歯痒いものになりました。
たらればの妄想はいくらでも尽きないですね。
こ