ねまる

おカネの切れ目が恋のはじまりのねまるのレビュー・感想・評価

3.9
松岡茉優氏。
はあああああ、好きですっ。ヨキ!

『ラ・ラ・ランド』を映画館で観た時、アカデミー賞を受賞した時、
エマ・ストーン自身に、この映画が評価されたことに対して良かったねと嬉しくなったんだけど、その感覚に似ている。

松岡茉優に対して、彼女が芝居の中で輝くことに、全力で役にぶつかることに、結果が作品の評価に結びつくことに、心から良かったねと思える存在。

このドラマの茉優ちゃんも、本当に素晴らしかった。
だから、このドラマも素晴らしかった。
叶うなら、完全な形で全話観たかった。
心からそう思った。

「春馬くん、ずっと大好きだよ」
1話、服屋で笑顔で買い物をしているシーンを見かけただけで、涙が出た。
4話しか無いのに観るのに半年かかった。
笑顔の猿渡さんをちょっとだけ恨んだ。
そして同時にちょっとだけ辛くなった。
でも、全話観たかった、と素直にそれでいいと思うことにした。
三浦春馬は改めて素敵な俳優さんだったから。

三浦翔平の公認会計士も、
顔の良さをこう使うか、と結構面白く観させてもらった。
彼の嘘とかうわべで作った人間性を含めての顔面と、それを剥ぎ取った時に現れたより美しい何かにびっくりした。
ずっと怜子が好きな理由を納得した。
すごく的役だと思ったし、彼を見直した。

北村匠海。
松岡茉優と北村匠海だと、
「それでも、やっぱりイチが好き〜!」って叫んでしまいたくなる気持ちがあまりに溢れ出して尋常ではない。
『勝手にふるえてろ』恐るべし。
2人とも全然違うキャラを演じ分ける。キャスティングが上手いですよね、TBSは。
ただ、後半ちょっと物語を進めるための要員にされちゃったのが可哀想だったかな。

もう一度言うけど、
完全な形で全話観たかったです。

ほころびが、気になるので。
ねまる

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