ロックウェルアイズ

荒ぶる季節の乙女どもよ。のロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

荒ぶる季節の乙女どもよ。(2020年製作のドラマ)
4.5
「性」に芽生える頃、思春期。
そんな"荒ぶる季節"を独特の色彩と文学的な美しい表現で描く傑作ドラマ。

誰もが経験するであろう、疑問に思うであろう人には少し言えないような悩み、恋、友情、葛藤。
とにかく場面にあった色が美しくて、そこに映えるみずみずしい女優陣のなんと美しいことか?
文芸部ともあって表現、特に比喩表現が耳に優しい。
菅原氏のおっぱいとか、セックスと言うのを敬遠して、えすいばつなんて言ってしまうところも少女と大人の間で揺れ動く彼女たちにぴったりの表現。
特に輝いていた文芸部の5人は本当に良かった。
こんなに女優を美しく撮った作品はないんじゃないでしょうか。
脇を固める男子(?)達も素晴らしい。
唯一残念なのは、相変わらず教頭先生が悪役なところ(個人的な要望ですみません)と、第7話で急に男女交際が禁止になると言う急展開。
でも最近、性に真正面からぶつかっていくドラマが多くて良い傾向だと思います。
深夜ドラマだからこそできること。
プライム帯ドラマも見習ってほしいです。