久しぶりに全話見た朝ドラになった。
同じ脚本家の『ちりとてちん』を彷彿とさせる、母娘の和解もの。
3代の母、娘、孫の3人のヒロイン(3人の俳優、それぞれよかった)を100年にわたって描くのは画期的だった。
あんなに伏線回収にこだわらなくても、あんなに偶然を重ねなくても……とは思うが、確かに次はどうなるんだろうと思わせるものがあった。
ついつい「ラジオ英会話」を聞いたり、回転焼きを食べたくなったりしたし、ドラマの影響力ってすごい。
主題は血のつながりのある3代の家族の話だったが、最後になってモモケン3代目は子供ではない別の役者が襲名したり、「たちばな」も子供ではない戦災孤児が継いだりしたのが本当によかった。現代パートの「現代性」(『スターウォーズ』はなぜこれができなかったのだろう)。
るいの夫、ジョーが働かないことに賛否があったようだが、なぜ男が働かないとこんなにいろいろ言われないといけないのかよくわからない。病気でふてくされて家族にあたることもなく、地域にも溶け込んでいて店の手伝いもしてる。回転焼きの稼ぎでなんとか家族四人やっていけてるのだから、問題ないのでは。なにより優しい夫で良い父なのだから。
ジャニーズの人はやっぱり出征前でも髪は長いままなんだなと、顔がクラシックなハンサムだったのにちょっと残念だった。