さすが藤本先生。ひさしぶりにしっかりおもしろい朝ドラだった。
世代が変わっても同じ役者が同じ役を演じることで時の流れとダイナミズムを感じることができた演出。これがこれからのドラマ界でのスタンダードになって欲しいくらいいい見せ方だった。
昨今の役者のスキャンダル、コロナ感染によって作品がつぶれてしまうリスクを最小限にするために出演者を減らす方策だったら笑えるけど。
金太の走馬灯死、三太の晩年、映画に夢中になりすぎてホットドッグが進まないジョーさん、深津絵里さんの年齢を検索せずにはいられない配役、回転焼き屋時代に親子3人がそれぞれの思いをいだきながらひとつの地球儀を見つめるシーン、終戦記念日に平川先生や稔が出てくるエモいファンタジー回。印象に残るシーンもたくさんあった。
しかし、オダギリジョーさんは「朝ドラやってくれたら『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の続編やれますよ」ってNHKの人に言われたのかな。