ロアー

ブロードチャーチ ~殺意の町~ シーズン1のロアーのレビュー・感想・評価

4.5
英国版「ツイン・ピークス」と言われている「ブロードチャーチ」観ました。デヴィテナ出てるからずっと観たかったし、ようやく「ツイン・ピークス」もS1観たので。

ドラマの始まりは、浜辺で発見された少年の遺体。小さな街で起きた殺人事件・・・次々と判明する住民たちの怪しい過去や関係・・・この辺が英国版「ツイン・ピークス」と言われる所以かと思いますが、本家「ツイン・ピークス」が半分夢の中みたいな世界だったり、あの音楽みたいにユーモアや軽快さあるのに対し、「ブロードチャーチ」はとにかく現実的でシリアスで重かった。

犯人最後まで分からなかった・・・というか知りたくなかった。
久々にずんと来る終わり方でちょっと引きずりました。
最悪。辛い。かわいそう。辛い。あの一言も重い。
後々思い返すと端々にヒントがあったし、最初から「知らない方がいい」って、幽霊の声が聴ける人が忠告してたのに・・・

でも、全8話ながらも見ごたえがあったし、ミステリー好きとしては間違いなく大好きなお話で満足感もたっぷりでした。犯人が分からなくて翻弄される感じとか、後味の悪さとか何となく関テレの「トライアングル」観た時と似てる。

デヴィテナは始終厳しい顔してたけど、犯人判明した後、途端に目がホンット優しくなっててびっくりしました(あとPC見る時だけメガネかけてたので俺得でした)
今作、アメリカで「グレースポイント」って名前でリメイクもされて(でもS1で打ち切り)、そこでもデヴィテナが主演なので、ちょっとそっちも観たい。観た過ぎる。

でもその前に、肝心の今作の続編―――こんな小さな街だし事件解決しちゃってどうするの?って思ったら、まだS1の事件引きずるみたいですね。もう絶対辛いの決定。
アマプラにレンタルあったのでまた一気観したいです。
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