にゃん

七人の秘書のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

七人の秘書(2020年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの秘書としての能力を使い、悪者をぎゃふんと言わせる感じが痛快スッキリドラマって感じで面白かった。話の展開のスピード感も良かった。

最後に粟田口を成敗出来たのもスッキリ。

ストーリー↓
1
銀行常務秘書の千代(木村文乃)は、仕事の責任を背負い自ら命を絶とうとしたある銀行員を引き留め、彼を連れてラーメン店「萬」へ。そこには店主の萬(江口洋介)をはじめ、不二子(菜々緒)、サラン(シム・ウンギョン)、三和(大島優子)、五月(室井滋)が勢揃い。彼女たちは裏で影の軍団として、弱きを助け強きをくじく裏稼業をしていた。そして、悪を懲らしめ男を救うために動き出す。秘書たちの秘密の物語が今、始まる。

4
エスカレーターでスカートの中を盗撮された女子高生。その犯人はなんと、清廉潔白な警察キャリアだった。しかもその警察官は財務大臣・粟田口(岸部一徳)の後援会長の息子。それを知った不二子(菜々緒)のボス・警視庁警務部長の北島(木下ほうか)は、女子高生が出した被害届をもみ消す。組織ぐるみの隠ぺいに怒りを隠せない不二子は、巨悪を懲らしめるため、千代(木村文乃)ら七人の秘書たちとオトリ作戦を開始。秘書皆で連携して警視総監と北島と後援会長息子の3人で行う食事会をシークレット会(盗撮画像を見せ合う会)にあえてバッティングさせ、息子の秘書に扮した不二子が"食事会は延期になった"と嘘を伝え、息子はまんまと当初の予定だったシークレット会へ自慢の盗撮画像をコレクションしたアルバムを持ちお忍びで会場へ向かう。しかし会に参加するなり警察が来たと騒動になり、七人の秘書が交代で避難誘導をする、も誘導された先は警視総監と北島が会食をしている部屋。そこに"盗撮犯が駆け込んだ"との通報を受けた警察が入ってくる。手に持っていたアルバムを息子は押収物だと言い張るがその中の1枚の盗撮画像に鏡に反射した自分の顔が映っており言い逃れが出来ない状態に。大人しく逮捕され、"あれほど自粛しろと言ったのに"と心の声が漏れてしまった北島も事を知っていたのかと警視総監に疑われ、2人とも実刑となったのだった。

5
東京都知事秘書の三和(大島優子)は、“影の仕事人”として共に悪を懲らしめてきた千代(木村文乃)たちと、児童養護施設の新設計画を突然撤回した女性都知事(萬田久子)の行いをめぐり対立してしまう。険悪なムードの中、家を奪われた子供たちを救うため、過去最大の敵・都知事に立ち向かう。元ホステスの都知事はハンドルを握ると人が変わるという情報をママさんから仕入れ、"愛犬が緊急手術になり命が危ない"というデマを流し慌てて向かうように仕向ける。しかし道中で道の邪魔をしたり工事を仕込んだりで七人の秘書たちが大活躍。イライラを頂点まで上げた所で、仕込んでいたカメラで知事のドライバーに対する暴言を録画。それをネットにばら撒き"都民ファースト"だったイメージを壊す。国と繋がり養護施設計画を撤廃していた知事だったが、国民の反感を鎮める為に、養護施設計画を再行することとしたのだった。

6
急病で倒れた都知事(萬田久子)のため、財務大臣の粟田口(岸部一徳)は、ゴッドハンドと名高い名医の白鳥(リリー・フランキー)に執刀を依頼。しかしそのせいで、白鳥が執刀予定だった難病患者のオペが急遽中止に。その薄汚いやり方に千代(木村文乃)たち秘書軍団が激怒する中、サラン(シム・ウンギョン)と白鳥の間に父子の関係にあることが発覚。
粟田口は都知事の存在を邪魔に思い、白鳥にわざと失敗するように頼むが、白鳥はそれを断る。執刀しないつもりだったがサランが出向き頭を下げたことで白鳥が夜間に緊急手術を行う事に。オペ看は七人の秘書が看護師役として入った。手術は無事成功。
サランはお礼に向かった際、白鳥に"サラン"と呼び止められ、"鞄を持ってくれた時から気づいていた"と。澄んだ瞳が母そっくりだと。"サラン"は白鳥がつけた名前だった。ずっと自分の事を憎んできただろう、と問う父にサランはずっと憎んでいたけれど、どうしようもなく尊敬していると話す。"私も父のような外科医になりたかった"と。白鳥は"お前には別の方法で人を救える人になってほしい"と言って去るのだった。
その夜サランは、七人の最大の敵である粟田口に呼び出されひとりで会いにいく。父子関係を知った粟田口は"私の秘書になりませんか"とサランに提案する。

7
突如、姿を消したサラン(シム・ウンギョン)が、七人の最大の敵である財務大臣・粟田口(岸部一徳)の秘書になっていた。残された秘書軍団がショックを受ける中、ある女子大生が東都銀行から不当に内定を取り消された事情を探る千代(木村文乃)は、裏で糸を引くのが粟田口だと確信。粟田口の恐ろしさをよく知る萬(江口洋介)は、決着をつけようと息巻く千代を止めようとするが、ついに重い腰をあげる。
萬はかつて粟田口の秘書であり、不正にお金を受け取った罪を着せられてクビになった過去があった。五月はそのお金を渡した議員の秘書であり妻だったが、夫はトカゲの尻尾切りで自殺したのだった。
千代さサランに会って話をしたものの粟田口に染まっていて話にならない、とは思ったものの、粟田口はサランのバッチに盗聴器を仕掛けており、それに気づいていた為に敵対するフリをしていたのだった。
千代達が粟田口から不正な金を受け取っていたという議員の告発をネットにばら撒こうとするも苦戦。その時、遠隔操作で次々と動画が世界にばら撒かれネットニュースになる。それはサランが行っていたことだった。その時外階段でパソコンを操作していたサランの元へ議員を追う記者が現れて突如揉み合い、階段から突き落とされてしまう。

8 最終話
悪事を暴くため、最大の敵・粟田口(岸部一徳)の秘書になったサラン(シム・ウンギョン)が襲われたことで、サランを病院まで連れて来てくれた、千代の兄の一男(マキタスポーツ)と再会した千代(木村文乃)。一男から真相を聞き出した千代と萬(江口洋介)だったが、敵は一枚も二枚も上手で、秘書軍団はそれぞれの職場で仕事をクビになり、裏稼業も解散に追い込まれる。
秘書達は千代の後任となった照井(広瀬アリス)を使い、銀行常務のPCにハッキングする為のUSBを仕込ませデータを読み込み、そこから粟田口の不正を仕入れ計画を練る。

萬は昔の不正の件で粟田口の元を訪ねるも、知らぬ存ぜぬで跳ね除けられる。それでも粘ると国民の事を"底辺"と呼び、"弱いものは強いものに従っていればいい"という発言が。部屋にはカメラが仕込まれている事に気づき、これがネット放送されていると信じ込ませる事に成功。国民の誤解を解く為と急遽会見を開くも、記者は粟田口が何のことを言っているのか分からないまま。粟田口は自ら不正について公にし、苦しい言い訳で隠そうとしたのだった。
粟田口は部屋から脱走するも記者に追いかけられ哀れな姿を全国放送され辞任に追い込まれるのであった。
七人は再び新たなスタートをきる。
それぞれが秘書も裏家業も続けるのであった。
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