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あのコの夢を見たんです。のkuraのネタバレレビュー・内容・結末

あのコの夢を見たんです。(2020年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作・脚本監修:山里亮太(南海キャンディーズ)

「落ち着け、このままじゃ闇に堕ちるぞ。とにかく落ち着くんだ。

このノートに妄想を書いてる間は嫌なことは一切考えない。現実逃避は最強で最高だ。逃げろ!とにかく逃げるんだ!妄想の世界へ。
さぁ、今回僕の脳内で好き放題されるヒロインは…。」

※原作の中から厳選したエピソードの他、山里亮太が新規で書き下ろしたエピソードを加えての待望のドラマ化。

・各話ヒロイン

第1話「追いかけたいの」
中条あやみ

第2話「そして伝説へ…」
芳根京子

第3話「透明人間」
森七菜

第4話「その涙のあたたかさは。」
飯豊まりえ

第5話「フウセンガム」
大原櫻子

第6話「黒帯ちゃんとメガネくん」
山本舞香

第7話「リトルスクールウォーズ」
大友花恋

第8話「嫉妬の向こう側」
白石聖

第9話「夢のその先」
滝沢カレン

第10話「また明日」
鞘師里保

第11話「闇食い」
池田エライザ

最終話「リアル?」
橋本愛

・各話監督

枝優花(1話4話7話8話10話)
松本花奈(2話3話)
瀬田なつき(5話6話)
大九明子(11話、最終話)


・赤メガネのみで山里さんになりきる11パターンの仲野太賀
(表情、所作、台詞の言い方がもうそれでしかない)
・なんかこれ見たことあるなみたいな話がなく、多種多様なジャンル、脚本の振り幅が見事
・全話に共通する、人を傷つけない、嫌な気持ちにならないストーリー(優しい余韻)
・その女優の味を最大限活かす
・冒頭とラストの喫茶店のくだり
・エンドクレジットでのオフショット
・タイトルの意味

ハズレ回もなく、特に11話(大九明子監督)はかなり印象に残りました。

なかなか秀逸なドラマだと思うので、是非シリーズ化を。そのときは山里さん本人バージョンも見てみたいですね。


"好都合じゃん。好きな人が透明人間って、悲劇のヒロインっぽいじゃん。これからもよろしくね”

"納得いかない一日が、どれほど大切だったか。上手くいかない経験が、どれだけ大事だったか“

"言わなきゃ、伝わらない“

"嫌なことぜーんぶ飲み込んでるんでしょ?言いたいことあるんでしょ?“

"覚悟を持って言え!“

"プロの嫉妬っぷり。嫉妬の先に見える道“

"婚姻届、間違ってシュレッダーにかけて変な空気になーれー“

"嫉妬の向こう側にいくの。そうすれば、きっと、もっと大きな成功を掴める“

"素直に幸せを噛み締められる自分がいた“

"でも、それがおもしろかったりしません?だってほら、なくてもいいものがあるから人生って楽しくなるじゃないですか“

"値段じゃないでしょ“

"いつぶりだろう。こんなに笑ったの“

"気づくと、あれほど逃げ出したかった今日を、想像もしたくなかった明日を楽しみにしている自分がそこにいた“

"いや、サプライズは先に言わない方が効果的ですよ“

"それ、相方のです…“

"ありがとう、しずちゃんの相方“

"あなたの闇、いただきます“

"世界は平和が一番なの“

"嫌な事がある度にノートに逃げるようになったのはあの頃からだ。
空気のような存在の僕が自由でいられたのはいつもノートの中だけだった“

"特別じゃないやつなんかいるか!戦う場所に立ってたらそれだけで特別なんだ。立ち上がれたらそれだけでも特別なんだ。勝手に卑下するな!“


原作
「山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。」

オープニングテーマ
『ノンシュガー』マカロニえんぴつ

エンディングテーマ
『ゼロ ユニバース』山本彩
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