なっこ

この恋あたためますかのなっこのレビュー・感想・評価

この恋あたためますか(2020年製作のドラマ)
3.1
#10
失恋って心が痛いよね。でも、恋愛中に一番かっこつけていいのはフラれるときだと思う。かっこよいフラれ方をちゃんと見せてくれるドラマで良かった、これぞ四角関係の醍醐味。恋破れても自分を成長させる糧にできるよね。

#9
「なんか怒ってる?」「だってどんな顔して会えば良いか分かんない」の会話、このふたりほんとに付き合ってたのかなってくらいナチュラルな感じ。好きなのに別れるっていうことを経験した人には分かる感じじゃないかな。とてもリアルで好きなやりとりだった。
一緒にいて安心できて楽しい人と、一緒にいると心がざわざわするし緊張もするけど心の奥底にピンで留められたみたいに去っていかない人。選ぶのは難しいよね。樹木ちゃんの拓実を見ようとしない演技好きだな。自分の心も偽らなきゃいけないから見たいのに見つめられない人なんだろうね。

#8
誰かの心の真ん中に陣取ること、それは簡単なことじゃないし、想いの強さや努力で勝ち取るものでもない。ただそこに入り込んでしまうもの。そういう人の存在が、気になる人であるし、イコール好きな人になる。出て行ってもらいたくても自分ではどうしようもないことだってある。自分の心がドロドロしていく前に別れを言い出せる彼女はいい女だと思うよ、今度はちゃんと失恋できるとよいね。

#6
恋は風邪に似ている。初期症状ではなかなか気付けない。早めに対処できればこじらせなくて済む。あ、熱が出てきたなって自覚症状が出始めたときには手遅れでもう何らかの手立てが必要になってくる。通常通りの生活が出来ないくらいに心が持ってかれたりする。
社長が振り回してる相手として樹木ちゃんを予約の取れないレストランへ連れて行った時点でもう心は動きはじめてたんだと思う。ほんとタイミングと気持ちのピークって微妙にズレるよね。人との関係は慣れ親しんでた人の方が楽。しんどい時は楽な人に頼りたくなる。新しい関係はリスキーだ。元カノに気持ちがあったのは、手を握られたあの時までだったんじゃないかな。

#4→5
合意なしのキスはダメ。あの3人が寄り集まってスイーツ目の前に恋バナっていう5話冒頭のシーンに何故か癒された。仕事でも恋でもライバルになり得るのに仲良くもできる3人の関係性が素敵だ。合意なしのキスはダメ、でも二人の関係を完全男友達枠から彼氏候補にジャンプアップするためのスイッチとして彼がそうした気持ちはなんか分かる、と大目に見てしまう私。

#2
社長は人たらしだな。けなされもするけど認めてくれるし、励ましてもくれる。元カノ登場でまさかの四角関係。どうなっていくのかな。そっと手を取って、“もう何も感じないね?”にはドキッとした、大人の女性の魅力を感じた。未練があるのは社長の方なのかな。彼らの距離感は良い感じ。恋でも仕事でもライバルが魅力的なのは良いこと。毎回あと一歩足りない彼にはやや同情。ぐっすり寝てるならあの上着どっかにやってその用意したブランケット掛けてあげなよ、そっちのがあったかそうだよ、なんならそのままお姫様だっこで長椅子とかに寝かせてあげたら良いのに…とか考えてみる、でもそうしないってことは…彼も彼女の一番手になれそうもない自覚があるのかも。
コンビニのバイト仲間はみんな仲良くて、玄関先でわちゃわちゃしてたのも楽しそうで良いシーンだった。

#1
泣かされました。

韓国ドラマかなって感じの物語設定だけど、魅せる力が奥底にある感じ。キラキラしててテンポがとても良い。どん底から上がっていくシンデレラストーリーの王道だけど。アイドルの夢破れる、人生前半での挫折をこれから乗り越えていくところも楽しみ。仲野太賀と中村倫也が共演してるのもすごいなぁ。電気をパチン、の再起動のシーンドキッとしたけど、あんな風に年上の男性に励まされると好きになりそうなのに、さらに上をいく中村倫也が良いところで出てくるからね、仕方ないよね。3人の関係がどう変化していくのかもみどころかな。
なっこ

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