外は雨

ライジング若冲〜天才 かく覚醒せり〜の外は雨のレビュー・感想・評価

4.3
応挙って若冲よりもだいぶん若者だったのね。応挙が愛嬌のある血気盛んな青年として描かれていて新鮮。伊藤若冲、大典顕常跋による紙本拓本「乗興舟」を着想としたラストシーンのつい二人の道行を想像してしまう、うっとりするような素敵さ。「動植綵絵」の絵を前にした二人の、まるで婚礼の誓いようなシーンも美しかった。

円山応挙と若冲は17歳違い。野放図な池大雅。道端で茶を振る舞う煎茶道の祖、売茶爺。出演する人々も興味深い。
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