このレビューはネタバレを含みます
サンジャポで死にかけのお父さんを差し置いて、寿一が死ぬという、ロイヤルランブルでエッジが勝ち残ったというオチより何倍もあかんネタバレをくらったけど、最後までおもしろかった。役者さんが全員良かった(小並感)。
長瀬が演じた観山寿一はこれまでのクドカン作品で長瀬が演じた役柄をすべて凝縮したようなキャラクターで、いつもより長瀬らしかった。そう考えるとクドカンが描く長瀬が僕の中の長瀬智也なのかもしれない。
それにしてもクドカンはうまい。
松前漬けの数の子や、死んだあとの寿一の風呂の格好というわかりやすい感動とは真逆の、どちらかと言えばおもしろ要素をつかって泣かせてくるんだもんなぁ。
あと、クドカンは新型コロナに感染しただけあって「マスクがズレてる」と感染症対策に関するセリフをちょこちょこかつさりげなく入れてくるとこが地味に好きだった。
あー、暫定最後の長瀬作品ということもあって思い入れが強すぎて書くことがまとまらない。
とにかく、おつかれさまでした。今まで楽しませてくれてありがとう!