Tatsu

僕らのままで/WE ARE WHO WE AREのTatsuのレビュー・感想・評価

僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE(2020年製作のドラマ)
4.5
ルカ・グァダニーノの最高傑作。イタリアの景色と、その中で動き回る人々を、ビデオカメラでこれ以上ないくらいに魅力的に捉えてる時点で勝っている感。1話はほぼほぼ少年が街を彷徨う様、4話はパーティー、最終話はデヴ・ハインズのライブに行く一晩と、時間の使い方が贅沢で、こういう快楽的な青春群像にはあっている気がする。何時間でも見れるし。ハインズのスコアについてはこちら(https://sublyrics.info/we-are-who-we-are-dev-hynes/)に書きました。グァダニーノのセクシュアルアイデンティティのテーマを、普遍的な思春期の葛藤を通してさらに繊細に踏み込み、現代音楽、ファッションが高いレベルでパッケージされ、ストップモーションやスローモーションなど、アート作品としての映像演出を突き抜けた形で実践していて、圧倒。
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