とぅん

テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく シーズン1のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

アメフトの監督としてアメリカで結果を残したテッド・ラッソが、イギリスのプロサッカーチームの監督として呼ばれたことから始まるコメディ。

真相はオーナーのレベッカが、不倫されたことで別れた元旦那への当てつけでテッドを呼び寄せたっていうことで、そっからしてしょうもねぇなぁと思うのだけど、
サッカーに関してはど素人のテッドが、持ち前の明るさとチームを大事にする方針で、周りを変えていく話が展開される。
これが分かっていても観ていて痛快で、バラバラだったチームの雰囲気がどんどん良くなっていくのが気持ち良い。

毎話30分ぐらいのコメディドラマなのだけど、ツボを押さえた脚本で、彼の周囲のキャラクターがどんどん愛おしく思えてくるのだから凄い。
序盤でチームの一強ストライカーだったジェイミーの性格の悪さが、場をかき乱すのだけど、チームが一丸となり始めたところで、ジェイミーが敵チームに渡る展開が、リッチモンドが負けてしまうラストに繋がっていくのが良かったわ。

全編通して、前向きでチームでも困っている奴を助けたり、ジェイミーに怒るところとか、言う時はちゃんと言うテッドだけど、
彼だって家庭がボロボロで、奥さんから離婚を突き付けられて、精神的に参っていくところなんか、めちゃくちゃ人間臭くて最高。

次のシーズンは、彼の心の闇が掘り下げられそうなので、かなり気になるなぁ。
とぅん

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