妻と別れ、長年勤めた建築事務所も辞めた青瀬は、失意のどん底だったが、一軒家の依頼が飛び込み、しかも、コンセプトは全て青瀬に任せるという。思いのままに建てた吉野邸は会心の作品となった。ところが、施主…
>>続きを読む主人公青瀬が設計したY邸の住人の村田家族が椅子だけを残し姿を消した。青瀬は不審に思い自ら村田家族を調べたが…静かなミステリーで好みだった。父親がどんな理由で死に至ったのか子供にとってはとても重要。宮…
>>続きを読む「同心梅」という言葉を初めて聞きいた。ふたつの身体にひとつの心。とても素敵な表現。作中では、岡嶋と津村、離婚している青瀬夫婦のことを暗示しているようだが、私は見終わってこれは建築家同士の青瀬と岡嶋に…
>>続きを読む・「あなた自身が住みたい家を建ててください」
・ブルーノ・タウトの椅子
・同心梅(どうしんばい)
・クライマーズ・ハイや64よりは静かに進む話だけど、プレコンペで青瀬が能勢に頼んだ一言が熱く、グッと…
前半に設定していた「吉野とは何者なのか」「なぜY邸の設計を青瀬に依頼したのか」「なぜ吉野は青瀬の元妻と行動をともにしたのか」「なぜ吉野は失踪したのか」、数々の謎を一挙に後半のラスト30分で回収するの…
>>続きを読む建築業界の話。
友情、家族愛、夢。
宮沢りえさんの存在感の美しさ。
容姿だけじゃなくて、もう存在感が美しい。
「あなた自身が住みたい家を建ててください」それがY邸の依頼人、吉野陶太が青瀬稔に託した…