TVドラマ版。
南相馬の朝日座にやって来た、竹原ピストル演じる自殺志願の映画監督の再生劇。
時系列的には映画→TVで、高畑充希のキャラクターも映画の方で描かれているので、この順番の方が観やすいかも。
登場人物の“嘘”の背景にあるものが、しっかり分かるし。
映画版で映画館とスーパー銭湯の間で揺れ動いた葛藤が、こちらでは対照的なスタンスの二人の映画監督の間で問われる。
そのものの在り方として、より相応しいのは何方なのか。
たぶんそれは、時代や場所、シチュエーションによって変化するものだと思う。
映画版もそうだけど、ゼロサムゲームにしなかったのが良かった。
ある視点から見て間違っていても、別の視点からは正しいことなんて幾らでもあるもんな。
どんな駄作でもたったワンカット“凄い画”があれば、凡百の“普通”の映画よりも記憶に残る。
これもまた真実。
ブログ記事：
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