岸辺露伴が高橋一生でいいかどうかは、まあジョジョの場合、誰が演っても文句は出るんだろうから、置いとくとして、独立したドラマとしては高橋一生なりの露伴先生にはなってたんじゃないかな。
『ジョジョ』は知ってる前提で「スタンド」についての説明は一切ない。まあNHKで初めて見ましたって人にも、なんとなく不思議なチカラを使える人くらいな受け止められ方で見られるかもしれないけど。
見どころはやっぱりヘヴンズドアの実写版での描かれ方。私はもっとCG CG した表現で来ると思ったんだが、意外にアナログ。まあ、これはこれでおもしろかった。
それから、ともかくキャスティングが豪華！ 主演の高橋一生に加えて、中村倫也、森山未來、瀧内公美、演技派がズラッと。このメンツ見ただけで絶対おもしろくなるでしょ。
第一話からちょい役みたいに出てくるんで、中村倫也の無駄遣い(？)と思われたけど、ここは第三話まで引っ張ってしっかり帳尻が合う。
私は飯豊まりえは好きな女優じゃないんだけど、小芝風花みたいな今回の役どころの飯豊まりえはなかなかよかった。美少女役とかよりコメディエンヌの素養の方があるんじゃないか？
『ジョジョ』本編のような闘いのような局面はなく、露伴先生の周り(杜王町)に起こる「世にも奇妙な物語」のようなオムニバス作品。
こう言うのをポーンと突っ込んで来るから、NHKのドラマは侮れませんな。
