あお

岸辺露伴は動かないのあおのレビュー・感想・評価

岸辺露伴は動かない(2020年製作のドラマ)
4.5
(7〜8話/TV地上波)続編が変わらないキャストで作られて良かった…(週刊誌参照)。一生さんがこの作品の世界観を完全に掌握し、演じる露伴像の説得力がさらに増した気がする。第8話は露伴の範疇でくるくる変わる表情がすごかった。
ヘブンズドアのかけ方がナチュラル過ぎて笑うw
相変わらず手抜きのない美術がいい。白服かっこいいなあ。

(4〜6話/NHKプラス+TV地上波)原作既読。高橋一生さんだと顔面が薄いんだよなぁと思いながらも、数分に1回くらいのペースで「一生さんがベストかも」と思わせてくる演技と美術、全体の世界観。荒木先生が描く奇妙なブラックホラーを今回も見事に表現し、もはやこれ自体が妙。実写化のデメリットを感じさせないリアリティがあって現実と地続き、まるでこの世界に岸辺露伴が存在しているような気がしてくる。

今回も衣装が素敵。特に4話の露伴先生運動着(?)と5話の服は好みでした。一生さんのボディメイクも見事でしたね。泉の服は今回2パターンしかなかったけど前回もそうだったっけ…?
今回のゲストも絶妙なハマりキャスト。6話の大郷楠宝子=内田理央は原作そのまんまだったなぁ。血液の描写をモノクロでうまくごまかすのは良いと思ったけど、さすがに水すぎたのでせめて不透明な液体にしてほしかった。
3部作かのようにうまくまとめられていた4〜6話、終始背中がゾクゾクするストーリー。前回から★+0.5。

(1〜3話/TV地上波)実写化するとはかなり不安だったが、露伴ファンであるらしい高橋一生が好演。ヘブンズドアーの実写化がとても自然で違和感なく溶け込んでいるし、ドラマの見せ場としてもちゃんと機能していて、早く見せて!という気分にw。屋敷や洋服で世界観が調整されているが、思っていたよりリアル世界で撮影されていて、この世界が実在するような気にさせてくれる。

サイコパスでナルシストなのにリアリストで、常識感がちゃんと成立してるのが露伴先生の魅力。合理性とファンタジーの共存。原作(ジョジョのスピンオフ漫画)も読みたくなるよね。特に第2話「くしゃがら」のストーリーはエンタメの最高峰だと思う。見てるこっちも取り憑かれそうになるもんね…

さりげなく泉を気遣う紳士なシーンがいくつかあって、そこはただ単にかっこよかった。
あお

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