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ファイヤーフライ 宇宙大戦争のNessのレビュー・感想・評価

4.3
1シーズンで打ち切り、全14話のSFドラマ。

舞台は2517年、惑星間の貧富の差は広がり、全惑星は富裕層の同盟が管理されている。船長のマルを筆頭に、それらに反抗する集団は「ファイヤーフライ級」の宇宙船セレニティに乗って依頼された仕事をこなし、必要であれば犯罪も犯す。

まず、邦題にあるような大戦争は起きません。銃を使った演出が多く、宇宙を舞台にした西部劇のよう。船長、操縦士、戦闘員、技師、医師、牧師、コンパニオン、サイキッカーといったメンバー構成や性格は「ファイナルファンタジー10」をすこし彷彿させるところがあります。時期も近いし、これは偶然なのかな?

宇宙船や街のシーン等、CGは発展途上の時代性もあってかなりアラがあるのですが、段々慣れます。笑

そしてとにかく後半のエピソードが秀逸すぎます。なので、すこしでも引っ掛かれば最後まで観てほしいです。特に最終話が鳥肌もの、素晴らしいです。会話の通じないサイコパスと、天才過ぎて理解されないリバーの視点と会話がなんとも言えない。

俳優陣もキャラクター、セリフ含め本当によかった。医師役が大好き。牧師の正体など、まだ謎は残っているし映画「セレニティ」も絶対に観なきゃと思った。大好きな作品になりました!
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