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ダッシュ&リリーのmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

ダッシュ&リリー(2020年製作のドラマ)
3.8
たいがいの事がスマホでできる時代に「交換ノート」ときましたよ!
クリスマスのNYを舞台に、1冊の赤いノートから始まる謎解きと挑戦とラブストーリー。

ダッシュがお気に入りの本屋の棚で見つけた赤いノート。
表紙には「挑戦する勇気はある?」と書かれて、中を開くと謎解きが書かれていました。
ノートの持ち主はどうやら女の子で、謎解きに挑戦し互いにノートをどこかに置きながら交換するうちに、相手のことが気になってきて…という話です。

クリスマスのNYがほんとに賑やかで煌びやかで、世界中の人が憧れるのがうなづけます。
でも、みんながウキウキしてるクリスマスシーズンがダッシュは大嫌い。
皮肉屋で世の中を斜めから見てるようなダッシュと、クリスマスが大好きで奇跡を信じるちょっと変わったリリーが、ノートを交換しながら互いのことを知り、自分を見つめ、殻を打ち破って今までになかった自分を発見していくところが微笑ましいんですよね。

ほんまに17歳か?というような生活ぶりやノートの交換方法など疑問に思うところもありますが、リリーはアジア系の女の子で、アジア人だからといじめられた経験もあって、自分に自信が持てず、同年代の子達と打ち解けられず、疎外感を感じてるとことかすごく共感できました。

ダッシュもリリーも主人公の割には絵に描いたようなイケメンやスタイル抜群の美人でもなく、ダッシュは背が低いし、リリーはぽっちゃり系のアジア人だしで、そういう子達を主人公にしてるっていうのが今の時代らしく良かったです。

坂本九の「上を向いて歩こう」が流れたり、餅やお年玉が出てきたりもして、アメリカのドラマで見るのは新鮮ですが、でも日本人から見ると違和感もあったりして、ヘンな日本文化も面白かったです。

韓国ドラマばっかり見てたら、韓国ドラマは見つめあったり手を握るだけでも胸キュンな感じで描かれていて、キスまでいくのにかなり時間かかりますけど、アメリカは早いです!笑
そういうところもお国柄の違いが見えて楽しかったです。

とにかく素敵なNYのクリスマスを堪能できる楽しい作品でした。
1話が30分程度なのでサクサク見れました。

30
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