このレビューはネタバレを含みます
エジプトが舞台の作品なので、新鮮な気持ちで観ることができた。内容的には、ホラーとアドベンチャーがミックスした感じで、回によって雰囲気がかなり異なる。2-3話は割と冒険より、1,4,5はシリアスでけっこう気持ち悪いか、6は最終話に相応しいまとめた形になっていた。CGがかなりちゃっちいが、それ以外はキャスティングも含めてなかなかよかったのではないか。基本的には、運の悪いうだつの上がらないおじさんがせっかくの恋愛チャンスも無駄にし、トラブルに巻き込まれ、家族も次々犠牲になっていく話です。
第1話:第二次中東戦争下のエジプト。レファートの下に大学時代の友人マギーがスコットランドから会いに来る。夕食会で、タハが何者かに呪われる。それはレファートが子どもの頃に出会った少女の幽霊シラーズだった。シラーズの目的は何なのか。そしてレファートは婚約者を捨ててマギーを追うのか。
第2話:第1話と繋がってはいるものの、テイストは異なり、ハムナプトラ的な感じで楽しめる話となっている。発掘された黒いファラオのミイラを解剖したことがきっかけで疫病が広がり、フワイダも犠牲に。弟のファラオが兄と王妃が一緒になるのを阻止しようとしていたが、マギーたちの力を借りてファラオを妻の横に埋葬することで災厄は止まった。レファートはやっぱりフワイダと結婚するのか。
第3話:リビアで開かれた学会で、シルフィウムが血液凝固に効くと知り、ルイ、マギーとともに花を求めて砂漠へ。案内されて訪れた洞窟に。洞窟に住む怪物をなだめる儀式の最中に冷静に行動できなくなったレファートが爆破して洞窟に入り、そのせいで部族のものが死ぬ。冷静に行動するには距離がいるというのは本当にそうだと思う。結局は大したことない怪物でことなきを得るのだが。もう少し怪物のCG頑張ってほしかったな。シルフィウムでフワイダは助かるが、別れることに。以前シラーズがどう黒幕として振る舞っているのかは不明。シラーズを追ったら花にたどり着けたし。タロットカードの3枚目は何だったよか。この回もCGがちゃっちい以外はインディー・ジョーンズ的で楽しめる。
第4話:この回はまたシリアスな方向へ。田舎に住む兄が水の精ナイアスに取り憑かれる。原因は水底に沈んだ、長老に殺された長老の娘であったことを最後に突き止めて災厄は終わるが、兄は死んでしまう。この回でもレファートの頑固さが裏目に出てしまう。しっかりしてくれと思うが、人間こんなもんかなとも思う。レファートは本当に疫病神だな。
第5話: 悪夢にうなされるレファート。サキュバスを殺すか殺されるかしないと救われない。サキュバスを殺すつもりがタイミング悪くみんなが来てしまい姉の夫がサキュバスに殺されてしまう。ほんと運悪い人です。タバコやめないと死ぬぞ。愛する人を傷つけてばかり。
第6話:シラーズを救うことができた。シラーズはいつも助けてくれていた。ルイがルシファー?あいつが黒幕だったのか?そしてマギーにも本当の気持ちを伝えられず、フワイダとも終わってしまう。ちょっとバカなおじさん笑。