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クイーンズ・ギャンビットのmayのレビュー・感想・評価

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
4.2
イヤー!本当にのめり込んで楽しめた、チェス♟️で上り詰めていく少女のドラマだった。冷戦期の時代。

母親譲りの並外れた頭脳、チェスとの出会いから花開いた才能、勝つ事への執念、全てが興味深くワクワクした!

私は学生時代、陸上部で0.1秒を縮める為に練習に励み、試合に出ていたが大きな大会には遠い結果だった。それ以外勝負に拘った事はなかった様な。

そうだ!大阪なおみが2018年全米オープンでセレナに勝った時は、一部始終を見届け、あのアウェイの中の検討とガッツに心から拍手を送った。

チェスのルールを詳しく知らないのが残念だったが、主人公ベスが色々な大会に出て、人と出会い、そして全米で優勝する。

パリ、ロシアに行き、試合毎に成長し、息をこらして成り行きを見守る。

ベスは可愛かったものの、パッとしない冴えない女の子だったが、勝ち進み自信をつけ、賞金を手に入れ、どんどんオシャレもして垢抜けて、美しくなっていくさまも楽しい!

それにしてもロシアのチェス人気は半端ないな。街の一角に多くの小さなテーブルが並んでいて、町の人々はそこでチェスに興じている。モスクワの街並みも素晴らしい。冷戦期、アメリカ代表としてロシアに乗り込むのも何だかあの時代が蘇る。そうだ、ソビエト連邦共和国だった頃。

全ての試合が終わり、彼女はフラリと町の一角に足を運ぶ。そして、チェス好きのお爺さんに「やりましょうか?」と声をかけるシーンは、ただただチェス好きのチェスを楽しみたい少女の、全てが終わり解放された清々しい顔だった。


Netfrix 良いのやってる!!😊
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