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クイーンズ・ギャンビットのtaruponのレビュー・感想・評価

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
4.4
これは、文句なしに面白かった。
全7話のミニドラマシリーズだけれど、1話1話山あり谷あり無駄なものが感じられないし、主人公ベスの心情に視線が寄り添っていてその張りつめていてプツンと切れそうなギリギリの緊張感を共有しながら、ラストまで駆け抜けていく感じがする。
物語の半分近くをチェスの対戦場面が占めているのに、そしていろいろな戦法などは全くわからない私でも置いて行かれず飽きもせずみいってしまうのもすごい。
ベスの10代前半のイスラ・ジョンストン演じるの表情のないぎこちなさもよいし、アニャ・テイラー・ジョーンズに代わってからの変貌していく様子もすごいの一言。アニャ演じるベスにどんどん引っ張られていく感じがある。

成功していく少女の物語だが、その育ち方からくる心の闇にどう打ち勝とうとしていくのかがテーマ。
ただ見ていて、養護院時代の様子は本当に苦しかった。
栄養剤等と一緒に精神安定剤が与えられるのは、60年前後の当時は子どもを扱いやすくするため普通に行われていたとのことで、子どもに対するああいった描写はみていて辛かったしいろいろ衝撃的な場面も多かった。

ベスの洋服は本当に可愛く、全部並べてみてみたい感じだった。各ホテル等のインテリアもそれぞれ凝っていて興味深かった。