馮美梅

エアガールの馮美梅のレビュー・感想・評価

エアガール(2021年製作のドラマ)
3.5
小さい頃から飛行機乗りにあこがれる少女・小鞠。戦争で家族、そして特攻隊員として兄が戦死し、料理屋をしてる叔母のところで成長する。

そんな小鞠が日本で初めての航空機のエアガールの応募を見つけ、少しでも自分の夢である飛行機乗りに近づくためにエアガールの試験を受験、そして合格してエアガールとなる。

当時はまだすべてが日本で出来るわけではなかったので、色々アメリカの制約の中飛行機の運行をして大変だったみたいです。そのため、小鞠はフライト中の機体の揺れで目にけがを負ってしまい、それが元で網膜剥離となりエアガールもそして夢だったパイロットの夢も断たれてしまった。

戦後の混乱の中でパイロットになりたいという夢を平すら追いかけ、エアガールとなった主人公。そしてその思いは孫娘にしっかり受け継がれているという物語。

当時の職業女性たちの洋服やヘアースタイルそして男性たちのスーツ姿などは見どころあるし、白洲次郎と松木静夫とのそれぞれの思いがぶつかり合う様子などは興味深かったです。
馮美梅

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