h

ブリジャートン家 シーズン1のhのレビュー・感想・評価

ブリジャートン家 シーズン1(2020年製作のドラマ)
4.3
中世イギリス版ゴシップガール。史実を無視して、黒人が当たり前のように上流貴族として生きているネオ時代劇。
さらに貴族の中には所々、(こちらも当然当時いるはずのない)アジア系も見掛けられて、これぞダイバーシティ……!全ての時代劇がこうである必要は全くないし求めてないけど、こういう新鮮さがあってもいい。これだけで私は評価に値すると思うし、今、これが最高にクールなのでは。
元来のクラシック音楽に混じって現代のPOPSがクラシック調でオケやストリングス演奏されているのも含めて、どこか別次元の現実を見せられているような。ちなみにbad guyが特にアツかった。

中盤からはすれ違いと性描写の多さにマンネリだったけど、確かゴシップガールもこんな感じだった…?

(合意のない行為は"一般的に"男性→女性であることが多いけど、ダフネがしたことはその逆に近いもので、これは許され難いことだと暗に示しているのでは——というレビューを見てなるほど、と思った。物語を描く上で必要なもので、ただ尺を稼ぐためだけの性描写ではなかったのかもしれない)

あとレディホイッスルダウンの正体も分かりやすくて残念だったけど、全体的な筋が王道で好みだったし何より画と音がずっと美しい。ダフネの透き通るような美しさに豪華絢爛な城の数々よ……そして終始耳に心地の良いイギリス英語……ありがとうございます……

というわけで少々の残念な部分は他の良さでカバーできてしまうほど私は好きだった。エロイーズとペネロペは応援したくなるし。エロイーズはイギリス版伊藤沙莉ちゃんみたい。続きが楽しみ!
h

h