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ここは今から倫理です。のKICCOのレビュー・感想・評価

ここは今から倫理です。(2021年製作のドラマ)
1.0
第1話
原作の1話と3話を合わせたのですね。
まぁ、悪くないけど、その台詞今言う?!ってところあって、ちょっと残念になってた。あれじゃあ煙草吸いたい我儘なやつみたいじゃん!!!!
漫画の大ファンなので、自分の中の高柳像が固まりすぎてるかもです。
解釈の相違(#゚Д゚)
よるドラ枠は好きなので、今後に期待。
てか、八木まりあちゃんと酒井美由紀ちゃんのエピソードはないんだ……(キャストにいなかった)。私がここ倫にハマったきっかけの話だから少し残念。
まぁ、2話以降に期待。

第2話
学校は眠い、のエピソードですね。
うーーーーーーーーーん。
脚本家の方と私が完全に解釈の違いを起こしてることは間違いないでしょう。
だからといってドラマが劣ってるとかは思いません。
ドラマはドラマで面白いと思います。
ただ。
高柳という人間は3次元では表現出来ない人物なのでは???と思うようになってきた。

第3話
深川さんのエピソードですね。
お姉ちゃんじゃなくて、妹がモデル的な仕事してるのね。なるほど。
テレビに出るほど可愛いモデルの姉にコンプレックスを抱えてる妹ではなく、モデルをやってる妹が同じ高校に入学してチヤホヤされてて悶々としていると。
まず、プロとしてモデルの仕事をしてるのに高校のミスコンに出場する妹の思考が考えられん。
まぁ、そこは置いといて……
深川さんの内面を上手く描いていたと思います。
ただ、「あなたは美しい」って言葉は高柳先生が言うから意味があったと思ってました。解釈違いです。

第4話
このドラマでやっと原作のイメージにかなり近い登場人物が!
ジュダ!!イメージぴったり。話し方もジュダっぽくてウキウキしました。
でも、高柳先生に対して偽善の仮面がべったり貼りついてる的な台詞は、ジュダっぽくなかったなぁ。解釈違いです。
原作漫画で特に好きな描写がドラマでは無くなったり変えられたりするから少し落ち込むんですよね。まぁ、脚本家さんとのツボの違いですな。
ジュダが陸のネクタイ見て、高柳先生に電話するんですよ。高柳がジュダに電話するんじゃないんですよ。ジュダから電話来るまで、陸がどこにいるか高柳は全く分からないんです。ジュダのおかげで高柳先生は陸くんを助けることが出来た。
「悪に助けられるのは本当はいけないんですよ」という高柳先生の台詞は陸に言ったのではなく、自分にも言い聞かせているのだろうな……という余韻が原作漫画の好きなところでした。
ドラマ用の改変が私的に原作漫画がら乖離しているなぁと感じてしまう。まぁ、別物として楽しんでますが。
地元のバーボンロードでロケしてて少し嬉しくなりましたね。

第5話
は?ギュッてしないの?その改変は流石にストーリーの本質に悪い影響ですよね。
高柳先生の信念と行動の矛盾に苦しむということが「正しさ」を模索する難しさを伝えていたと思うんですよね、原作では。
今回の脚本はペラペラに薄く感じました。
高柳先生の恩師がジュダと似すぎてて草。
原作読みに行こー。

第6話
あぁあぁあぁああぁあぁああぁ
違う……
分かった。完全にスクラップアンドビルド。
漫画のここ倫をぶっ壊して、再構築。全く別物にって感じ。
物語に入り込めない……
漫画はとても心に響いたけど、ドラマは今ひとつ……
ところで、漫画の最新話も最高でしたね。

第7話
ついに終盤。
もう嫌になってきた。
私のここ倫ではない。

第8話
ディスカッションのテーマ、それじゃないでしょ。
先週までしてた個人主義と全体主義の授業はなんだったんですか???
グループを抜ける決断をした逢沢さんの「個人主義」的な行動と、グループで団結するクラスの「全体主義」の形を議論することで自身の行動を考えるということが卒業前に高柳先生がしたい授業だと思う。そこがあまり上手く表現できてないように思えた。逢沢さんの相談会みたいに感じた。

総評
原作漫画に比べて、綺麗事で片付けられてる気がしました。高柳先生の人物像も少しズレてる印象。
今扱うテーマとしては良いし、ドラマとしても悲惨な訳ではないですが原作漫画のイメージとは全く違うという感想です。
毎週、カレーライスを食べに行ってるのにハヤシライスを出されてる気持ちでした。
ハヤシライスは美味しいよ。でもカレーが食べたいの。
原作漫画は何度も読み返してますが、ドラマは1回きりで良いです。
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