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TOKYO VICEのukのレビュー・感想・評価

TOKYO VICE(2022年製作のドラマ)
4.2
「TOKYO VICE」
タイトルを直訳すると「東京悪徳」
悪徳=人の道にそむく心や行い

パンデミック前は毎年行っていたサマソニ。今年も感染状況を鑑みて自粛。しかし、観たいアーティストが目白押しだったため配信で観るために無料体験で加入したWOWOW。
そして、もう一つその無料体験中に観たいと思っていた作品がこの「TOKYO VICE」

硬派で男くさい作品を作ることで有名なマイケルマン監督が全編"東京"ロケ(しかも、第何波かは忘れたけど、これもパンデミック真っ只中に撮影を強行して話題になっていた)で完成させた作品。
主演は「ベイビー・ドライバー」スピルバーグ版「ウエスト・サイド・ストーリー」など数々の話題作で主役を務め勢いに乗る若手俳優アンセル・エルゴート。そして、脇を渡辺謙、伊藤英明、菊地凛子、笠松将など日本の豪華俳優陣が固める。

これは監督がマイケルマンだし、海外TVドラマ扱いになるのかな?ただ舞台は日本だし、アンセル・エルゴートも要所要所で日本語を披露し、観ている感覚としては主人公が外国人の邦画。といった新鮮さがあった。今後もこういった面白い作品を作っていってほしい。

舞台は1999年〜2000年初頭の東京。ジェイク(アンセル・エルゴート)は猛勉強の末、日本の大手新聞社"明朝新聞"に初の外国人記者として入社する。スクープを掴み一旗あげたいジェイクは少しずつ日本の闇社会や警察など人脈を増やしていき、ヤクザ同士の抗争に巻き込まれていく...と言った物語。

舞台が1999年なので宇多田ヒカルの「Autmatic」やHitomiの「CANDY GIRL」、ELTの「Time Goes By」など往年のヒット曲をBGMに豪華俳優陣が演技しているのも新鮮だった。

笠松将演じる佐藤がカッコよく、真実を突き詰めるために手段を選ばず真っ直ぐ突き進む新聞記者ジェイク。そして、悪徳警官でもあり、優秀な警官でもある渡辺謙演じる片桐、伊藤英明演じる宮本。裏切り、裏切られの攻防から目が離せない。

そして、完全にシーズン2に繋がる終わり方だった。
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