"雨が降ったからこそ、虹が見える"
持つメッセージは明確で、
どのお話も医療というカテゴリーの中で
同じテーマをなぞっていて、
心地良いと感じる世界観だった。
何か悪いことが起こった時、
悲しむことや、落ち込むことがあっても、
その暗闇の中に閉じこもるのではなく、
誰かと話し、誰かとご飯を食べて、誰かと生きて、
絶望を知ったからこそこんな経験が出来たんだと思えるのって、
どれだけ強く、逞しく、美しいことか。
人や、人生における暗闇を描きつつも、
善人しか出てこない温かな雰囲気と、
どこか笑っちゃう個性豊かなキャラクターが
両立しているのが良い。
『姉ちゃんの恋人』でも書いたけど、
良い人しか出てこないドラマは愛せます。
そして、そのキャラクターがみんな良い。
虹ノ村の住民を演じる、
豪華かつベテランの役者たちは、
数十年一緒に暮らしているかのような、
アットホームがあり、芝居?と思えるような掛け合いが楽しい。
主演の3人、高畑充希、井浦新、北村匠海はもちろん、
光石研と西田尚美の夫婦に、水野美紀に、
安達祐実と眞島秀和の夫婦、じじーず3人、
あげたらキリがないほど良い登場人物たち。
それぞれ美点を書き始めたらキリがないほど。
♪虹が、虹が、空に架かって、
君の、君の、気分も晴れて、
きっと、明日は、いい天気、
きっと明日は、いい天気♪