紅孔雀

アガサ・クリスティー 蒼ざめた馬の紅孔雀のレビュー・感想・評価

3.6
原作を読んでないので自信はないんですが、犯人の異なる殺人の共存、複数犯人の共謀、偶然に見えて必然の犯罪といった仕掛けを縦横に張り巡らせた傑作ミステリだと思います、
何せ「マクベス」の3人の魔女や黙示録の「蒼ざめた馬」、そして女事務員が書き遺した死亡者リスト、さらには髪の毛の抜ける被害者たちなど、ホンマに収束するんかいな、といった謎のオンパレードです。そこを全て合理的に解決するんですから、さすがミステリの女王・クリスティー(と言うより、原作を大胆に変えた脚本家サラ・フェルペスの手柄?)であります。
TVドラマとしては、主人公ルーファス・シーウェル、奥さんカヤ・スコデラーリオ、共に個性的な中年俳優で、その面構えを見ているだけで楽しかったです。
PS: tak さん ようやく見つけました!有難うございました。
紅孔雀

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