松山ケンイチだけ100点で
あとは30点なドラマ。
キャストはいいはずなのに、
展開の無茶苦茶さが、良さを全部かき消して、なんだか感情移入出来ないドラマになっている。
なのに不思議と松ケンは、
ふわふわと浮いた役柄に、リアルな仕草や表情を細かく入れ込むことで、キャラを確立させているどころか、
松ケンのリアクションでなら、なんとかドラマの中で起きている出来事を納得出来るところさえある。
全ては松ケンに救われている。
他のキャストも悪くないです。
残念なのは、
キャラクターを作った人です。
主人公の和を乱す無鉄砲さにはイラっとするので、応援出来ないし、
1番真実味を持って伝えるはずの役の香川照之のキャラがなぁ。
Don't Look Upのディカプリオのように、学者ならではの伝え下手さみたいなところを描いたほうが良かったのでは。
あまりにDon't Look Upがコメディでありながら笑えない妙なリアルさがあって面白かったので、あれを観た後では比較してしまう。
恋愛あれこれが必要だったのかも謎だし、
あんな政府が現実ならこの国出たいな。
そして、CGもなぁ。
なんだかんだ最後まで観たけど、ちょっとがっかりな作品。