どよう

人生最高の贈りもののどようのレビュー・感想・評価

人生最高の贈りもの(2021年製作のドラマ)
1.5
なぁ、、、
この一言で感想を終わらせても伝わるかもしれません。

自分勝手なわがまま娘が人生最高の贈り物を貰う感動?長編コントです。これが高校生ぐらいの子供が主役なら不器用さも含めて微笑ましいのですが良い大人のドラマとして見せられると見ていられない。女性はいつまでも子供でいても良いというメッセージですかね。病気だからしかたないですよね。素直になれないけど周りの人に「本当の自分」を知って欲しいなーと思っている女性には刺さる可能性もゼロではない内容です。
夫は物分かりがよく全てを受け入れる、当たり前にただそこにある空気のような存在です。やるべきことは全てやり、相手の全てを受け入れる、こういう男性が今は求められるのでしょう。

そもそも病気を隠すんだったらそれっぽい理由を話せば良いのに、実家に突然帰ってきた理由を言わないのでは本当の理由を知りたくもなるでしょう。まあそういう不器用さがこのドラマの面白さで主人公の可愛らしさなのでしょう。

このドラマの宣伝を見る限りでは過去のうまくいかなかった関係と病気後に分かり合えた関係という対比を期待しました。しかし、父親は最初から最後まで優しく理解のある部分だけ描かれていて、娘のわがままさだけが際立ちます。さらに父親には娘本人からの病気の告白もなく何となくバレてそうだから言わなくても分かってくれるよねって感じで別れます。

ラストは盛り上がることなく唐突に訪れます。謎や伏線もなく、誰も成長することなく、関係の変化もなく、日常シーンがメリハリなく続き、父親に甘えて満足した後、夫にこれからは甘えてるぞというシーンで終わります。病気や死を連想させることなくいたって普通に終わります。
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