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イチケイのカラスのautumnのレビュー・感想・評価

イチケイのカラス(2021年製作のドラマ)
3.7
〝イチケイのカラス”
イチケイ=東京地方裁判所第3支部第1刑事部の通称
カラス=裁判官が着る黒い服。黒い服で何色にも染まらない。またカラスは賢く、真実を見抜く力があると言われている動物。
入間みちおはきっと世の中に必要な人なのだと思う。でもそれはあのイチケイの仲間がいてからこそのこと。
社会において〝組織”は付き物で〝あったことを無かったことにする”なんてよくあることなのだろうと思う。それをまぁ組織なんてそういうものだと目を背けるか、職権を発動し、赤字覚悟で一つひとつの事件に目を向けるか。
人間お金は生きていく上で大切だし、裁判なんて今の時代恐ろしい程あるのだと思う。坂間さんの様に効率性重視でサクサク裁判をこなしていく事もものすごく大切なんだと思う。
そんな中で上からの圧力、利益を差し置いて1つの事件とどれだけ向き合うか。裁判の対象になった被告、被験者の未来をどこまで想像するか。
入間みちおみたいな裁判官は今の社会にとって必要なのだろうけど、それはやっぱり難しいことなんだと思うと少し悲しい。

1話完結でスカッとできる素敵な月9でした!
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