まる

バスケット・ケースのまるのレビュー・感想・評価

バスケット・ケース(1982年製作の映画)
3.4
低予算なんだろう、異形の兄の動きはストップモーションアニメっぽいし、攻撃を受けた演出も上手いこと画面に収めてて製作陣の努力とアイデアを感じる。
そこがすごく良かった。こうやって撮ったんだろうな〜と伺えるのはとても面白い。

ストーリーもわかりやすいし、異形の存在を忌避して始末しようとした大人達に2人で復讐する動機も納得感がある。
そんな若い青少年である兄弟を裂く存在も、またリアルでいい。
あんなに思いあっていたいい兄弟の迎える結末は音楽も相まって悲しさと虚無感を味わえる。
全然期待してなかったけどかなり面白かった。
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