しょうちゃん

バスケット・ケースのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

バスケット・ケース(1982年製作の映画)
5.0
切り離されたシャム双生児の兄をバスケット・ケースの中にしのばせる青年。
異様な兄弟の絆と悲劇を描くカルト・ホラーの傑作。

80年代を代表するB級ホラーです。
シャム双生児として生まれたベリアルとドウェインの医師への復習劇が丁重に描かれています。
B級映画なんで、
特撮などはチープな作りで安っぽい映画に見えますが、
内容はしっかりとしていて色々と考えさせられます。
兄ベリアルの容姿はやはり衝撃的でした。
最初はバスケットに隠されなかなか姿を現さないですが、
登場したとたんに異様な姿が見えます。
奇形児の復讐劇にとどまらず、
障害者の性というかなり踏み込んだところまで描いているのも良い。
ラストは兄弟喧嘩から始まるわけですが、
とても悲しい結末でした。
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