koya

ゴースト/ニューヨークの幻のkoyaのレビュー・感想・評価

4.0
若い頃観たのですが、配信でもう久しぶりに再見。
よかったなぁ、好きだなぁ、この映画。

ウーピー・ゴールドバーグがとてもよくて、ウーピーが出てくるととたんに映画が面白くなるというか、ぴり、としまるんですね。
ウーピーはこの映画で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞とってます。

主役のパトリック・スウェイジとデミ・ムーアのカップルも清潔感あってよかったです。
パトリック・スウェイジは、2009年にガンで57歳で亡くなっています。そうかー・・・

デミ・ムーアは、28年前ですから20代半ば、大人の魅力が一番の頃です。
思い切ったショートカットが新鮮でした。少年のように短いけれど、ピアスなどもよく似合っていて、ファッションがいかにも90年代ではあるのですが、なつかしく、かつ、とてもカッコよく洋服を着こなしているなぁ、という感じです。

フェミニンなスカート姿はないのですが、木綿のシャツをさらりと着こなしていたり、シンプルなTシャツ姿を着こなしたり。

サムことパトリック・スウェイジは、いい身体をしているのですが、役柄としてはニューヨークの銀行員。
恋人のモリー(デミ・ムーア)は、陶芸家の卵で、2人が同棲を始める所から始まります。
突然、通り魔強盗に刺されて、死んでしまうサム。無念の思いから、亡霊となってこの世に残ることに。

サムの声が聞こえるのが、インチキ霊媒師をしていたオダ・メイ(ウーピー)

デミ・ムーアはなんといっても、サムの死後、ぽろぽろと涙をこぼす顔が素晴らしく美しくて、健気。
涙の女王だったんだなぁ、デミ・ムーアは。

ウーピー・ゴールドバーグは、海千山千で、清濁併せのんだ、したたかな女性、でも基本いい人。
私が好きなのは、サムの指示で400万ドルの小切手を手に入れるが、持っていてはいけないお金なので寄付してしまう時、どうしても手を放して宅なくて、早く、と言われても、'I will......’と渡したくないわぁ、、、、、と未練たっぷりの言い方ね、「あああああ・・い・・ういぃ~~~~~~るううううう・・・・・・」って歯を食いしばって言う。

2人のロマンスだけだと綺麗な白人カップルラブ・ストーリーですが、ウーピーの存在ってすごく大きくて、改めて偉大さを知りましたね。
いい映画。
koya

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