しょうちゃん

ゴースト/ニューヨークの幻のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
幽霊となっても愛する人を守ろうとする男の姿を描くファンタジックなラブ・ストーリー。

強盗に襲われ命を落とした男は、
幽霊となって恋人の側に現れるが、
彼女には彼の存在がまるで伝わらない。
やがて自分を殺した強盗が彼女にも迫っている事を知った男は、
彼の声を聞く事の出来る霊媒師の力を借りて危険を知らせようとするが……。

この頃のデミ・ムーアはとても可愛かった。
ラブ・ストーリーとコメディとファンンタージーを上手く融合させている。
本作で一番目立っていたのはウーピー・ゴールドバーグで、
インチキ霊媒師なのに霊の言葉が聞こえてうろたえるなど、
最初の登場シーンから面白い。
一番の笑えるのは400万ドルを寄付するシーン。
“アンチェインド・メロディ”がバックで流れる中、
二人でろくろを回しているシーンは有名。
悪人が死ぬと地の底から現れる黒い影に、
引きずり込まれていくシーンはホラーぽくていい。
黒幕の最後も“オーメン”ぽくていい。
ラストシーンは何度観ても泣ける。
コメディ映画を多く撮ってきたジェリー・ザッカー監督が
本作の様な作品を撮ったことが一番の驚き。
しょうちゃん

しょうちゃん