Ricola

ゴースト/ニューヨークの幻のRicolaのレビュー・感想・評価

4.0
あまりにも有名なろくろを回すシーンがこの映画の第一印象だった。

また、タイトルから単なるファンタジーな恋愛映画だと思っていたがそんなことはなかった。
恋愛以外にもコメディ、サスペンス、アクションといった他の要素も含まれているのでずっと飽きずに楽しく観れた。

喜怒哀楽全ての感情を主人公とともに共有できる、苦しいこともあるけれど素敵な映画だった。

ファンタジーな部分をありえないと一蹴してしまったらそこまでだが、そういった非現実的な側面こそこの映画の軸である。

主人公サムの表情豊かな感情表現が素晴らしくて、言葉を発さずとも何を思っているかが分かりやすかった。

彼がHerman's Hermitsの"I'm Henry the 8th"を歌いまくるっていう反抗の仕方はかわいい笑

そして出演のデミ・ムーアがとてもかわいい!彼女の服装も素敵で、そのボーイッシュな格好がよく似合っていた。

ウーピー・ゴールドバーグ演じるオダ・メイという怪しい霊媒師が面白すぎて、彼女の出演場面ではほとんど笑っていた。


純愛物語であり、主人公とヒロインの美しい心が際立つようなストーリーになっている。そのため、より彼らに気持ちがこもる。

愛する人を守るために、そしてその愛を伝えるために尽力する主人公の真っ直ぐな心に涙せずにはいられなかった。

特にラストシーンへの観ている側の心の持っていき方はずるい!
Ricola

Ricola