このレビューはネタバレを含みます
実家で。
2005年のアメリカの作品。
監督は「アルマゲドン」のマイケル・ベイ。
あらすじ
2019年、地球の大気は汚染され、生き残った人々はハイテクなコロニーで暮らしていた。ここに暮らす全ての人たちは唯一汚染を免れた夢の島「アイランド」に移住することを夢見て生活していたが、コロニーで暮らすリンカーン(ユアン・マクレガー「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRD S OF PLAY」)が一匹の生きた蝶を発見したことで、汚染されていたはずの外の世界に疑問を抱く。
Netflixにて、2度目。
今作の設定は2019年、そうすでに過ぎ去った未来という現実…。時々映画を観ているとこういうことがあるけど、時が移ろいゆくのは早いですなぁ。
監督は「破壊王」の異名を持つ、ご存知マイケル・ベイということでどんな見づらい内容かと思いきや、意外とすんなり観れちゃう。ただ、時々挟み込まれるちょっとしたコメディな感じだったり、下からのアングルのショット(そして、バックでは何かが飛んでる)的なシーンがあったりとベイ印な点もあるにはある。
ただ、それらを抜きにして観ても、なかなかの「THE SF」な感じ。キャラクターの服装は白を基調とした未来ファッションだし、汚染された世界から隔離されたクリーンなコロニーだったり、選ばれたものだけが行けるステージがあるという点も「ユートピアもの」にありがちな設定。
コロニーに住む人たちが実は…な真相も、あぁ、でしょうねーという感じ。
だから、まぁ観ていても予想の範囲を出ないってところは残念だったかなぁ。けど、だからといってつまらないわけではなく、マクレガー演じるリンカーンと後半出てくるホンモノとの撃たれる瀬戸際でのやりとりだったり、ここもどっかで観た事あるような未来バイクのチェイスシーンだったりと見どころはあるにはある。
また、マクレガー以外もヒロインにスカーレット・ヨハンソン(「ジョジョ・ラビット」)やジャイモン・フンスー(「チャーリーズ・エンジェル」)、ショーン・ビーン(「ドローン・オブ・クライム」)だったりと豪華な面々の布陣も画面を彩る。
特に注目はスティーブ・ブシェミ(「フィービーのハロウィーン」)!!ベイにブシェミか!思いきや、そういえば「アルマゲドン」でも出てたしなぁと思いつつ、今作ではマクレガーを助けるおいしい役。
ただ、こういう役って…と思っていると案の定笑。
ベイ映画にしては大人しい作品だけど、まぁ普通に観る分には楽しめる作品と言えるかなあ。
ただ、スタンダードなSFに収まっちゃてるので、あくまでもそれなり。