あんちゃんどらちゃん

ボーイズ・ドント・クライのあんちゃんどらちゃんのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
3.4
街の小さな劇場で観た。20年前くらいかなあ。
LGBTがまだ大手を振って歩けなかった頃。女の子だけど、男の子の意識を持つ主人公が恋をする話。男装していてちょっとかっこいいから惚れる女もいる。男であることに必死感があって辛かった。それが、粗暴な男たちにバレて、なんとレイプされる。男の一人が「常に人を傷つけたくているのを抑えるために、自分の腕を切っているんだ」と縦にみみずばれになっている腕を見せるところがやけに印象深くて。それが、最近そういう縦線の腕の傷を持つ男を見ることがあって、怖かった。
最後は殺し殺されるという、なんとも哀れな結末だったと記憶しているけど。この主人公がLだったのか、Tなのかいまだにわからない。この映画は本当にあった事件だそうだ。