Mika

母性のMikaのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.3
冒頭の母とベッタリで不自然な口調からスタートしたところから、不気味の一言。
予告のような推理要素は何もなく、ただただ母と娘それぞれの視点で語られながら淡々と描かれていく、不気味で共感不能な作品。鬱蒼とした雰囲気が、暗くてスローテンポなヨーロッパ映画のようにも感じた。
ルミ子はいつまでも娘でいたくて妊娠も喜べず娘をある意味虐待のように扱っていた、母性ゼロのサイコパスだ。ルミ子以外の登場人物も全員どこかおかしい。そう思わせてくれた役者さんたちの演技にアッパレ。
Mika

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