ロアー

大河への道のロアーのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.4
試写会に当選したので一足先に観てきました。
映画の内容を全く把握していないまま応募したんですけど、

どうやら大河ドラマを作るという映画らしい
どうやら伊能忠敬が主人公の大河ドラマらしい
どうやら日本地図の制作の裏にはなんか秘密があるらしい

一応、観に行く前にここまでの情報を仕入れただけでも私、偉かったと思う(※注 全部フライヤーに書いてあります)。

伊能忠敬は歴史の授業でさらっと習ったものの、イメージは『ギャクマンガ日和』のアレでしかない私なので、へぇ〜"忠敬"で地元民にはちゅーけーさんって呼ばれてるのか〜、へぇ〜結構立派な伊能忠敬記念館とかあるんだね〜、あっ、カエル先生展示されてるかな?とかそんな感じです。カエル先生が出てくる可能性にワンチャンあると信じていたので、つまり私は馬鹿です(知ってた)。

というか、観る前に想像していたよりコメディ要素緩めでわりと真面目な映画でした。中井貴一とマツケンのちょっとしたお遊び要素の掛け合いを挟みながら、伊能図と"千里の道も一歩から"的な人生の教訓を教えてくれる映画で、授業の一環として小学校で観せられても違和感がなさそうで、、、、ん?あれ?これガチで教育映画だったのか!?(国からの助成は受けてた)。

でも、伊能図が本当にすごいものだったと言うことはしっかり理解できて勉強になりました。江戸時代にあそこまで精密な地図を作れるなんて、まるでオーバーテクノロジーみたいで当時の人たちもびっくりしただろうな。上様に地図を披露するシーンがなかなか圧巻で、草刈正雄の静かながらも噛み締めるような演技が良かったです。

実際にどうやって測量したのか分かるとオーバーテクノロジーどころかとんでもない地道な努力の積み重ねだったと恐れいるし、確かに伊能忠敬ってもっと偉人として注目されてもいいのでは?
こんな風にまだまだ歴史の中で過小評価されてる人物ってたくさんいるんだろうし、そう考えると歴史って夢や驚きがあって面白いですね。

MEMO---
・マツケンのキャラ好きだったww あ〜こういう部下いるいる〜ってなるやつ。
・ ちゅーけーさんよりチーバくんを推したいとしか思えないくらい映り込むチーバくん。でもチーバくんホントかわいいからオッケー❤︎
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