ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

早いカット割とかスピード感のあるカメラワークとかオシャレな音楽の使い方とか所謂「スタイリッシュな演出」というのはこの映画（や「トレインスポッティング」）がはしりだと思う。
その後に出てきたフォロワー的な映画が本作を超えられないのは脚本が演出に追いついてないからだとこの映画を観るたびにつくづく思うんですよね。
面白いストーリーに多様なキャラクターがいて多様な人間関係とシチュエーションがあって初めて生きる演出。この映画にはそのすべてがある。
俳優は（当時）無名ばかり、唯一知名度のある人物といえばスティングだけ。しかも彼の役柄は主人公の父親。
このキャスティングが、実は多くの観客にこの映画を信用させる安心感のようなものを感じさせる役目を果たしているんだと思います。
つーかこんな理屈云々よりも何よりこの映画の魅力はとにかく「面白い！」ということ。