FujiNori

ダウントン・アビー/新たなる時代へのFujiNoriのレビュー・感想・評価

4.0
サブタイトルの「新たなる時代へ」
まさにこの言葉がこの映画を言い表しています。何事にも終わりがあり、またそれはまた何かが始まることでもある。
今までのシリーズに一区切りをつける作品ではないでしょうか。

内容はオールスターキャストという感じで、物語は映画の撮影を急遽することとなった屋敷の一家と使用人、そして一癖も二癖もあ映画監督、出演者とのトラブル劇が繰り広げます。

当時は無音声からトーキー(音声入)への転換期。ここは時代を感じますね。

しかし素人のはずのメンバーが、脚本書いたり、アフレコしたり、なんなら出演したりと、なんだかクスクス笑えるシーン満載でした。
なんか本物の監督よりも校長は仕切ってましたね。

もうひとつの物語が、母バイオレットに贈与された謎の別荘。

なぜ見ず知らず母にこんなものが贈与されたのか。それとも、見ず知らずではなかく母とはなにか関係があったのか?真相をしるためロバート達は南仏に向かいます。

この物語は切ないですね。知らなかった母の姿から、ロバートは自分の出生に疑いを持ちます。自分は偽物だったのか?この苦しみは、貴族社会の中では、今と比較できないほど許せない話なんでしょうね。

これ以上はネタバレになりますので控えますが、ラストは納得の内容でした。

まさに新たな時代に向かうストーリー。何かが終われば何かが始まる。
そう考えさせられる映画でした!
FujiNori

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