とても静かな映画でした。
ジョージア映画、いくつか観ていますが…
スクリーンで観たのは初めてです。
赤毛の作家エレネは見るからに自由奔放な感じがしました。
79歳、娘夫婦と同居。
そこに夫婦の姑ミランダが来て。。
前情報は何もなく観て…
痴呆が進むミランダだけど、いつもスーツを着て髪をきれいにアップしている、
どうして?
それが不思議でならなかった。。
話が進むうちに、昔彼女が党の役員だったことがわかり、なるほどな~って、頷いた。
彼女の頭の中で時間が止まっている。
自由を奪った側のミランダと奪われたエレネ…
「失われた時を求めて…」
それはソ連加盟時代に政治が人々の自由を奪ったこと。。
時代に翻弄された国民の苦しさはずっと残るんだろうな…
ウクライナ情勢を思い、世界中に平和が戻ることを願います。
60年前の恋人から来た「Happy Birthday」の電話…
なんてステキなんだろう!
エレネはまたつらい時代を思い出すけれど…
街角のダンスがキラキラしていました。
彼の低音の声で歌うエンディングも良かったです。
エレネと一緒に、これから金の糸で過去をつなぎ合わせるのでしょうか。。
いつもおばあちゃんと一緒の孫がかわいかったな~