あめこ

めぐりあう時間たちのあめこのレビュー・感想・評価

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)
3.8
ヴァージニア・ウルフをよく知っているとより楽しめる映画ですね。私はそこまで詳しくなかったので、見終わったあと解説を読むとより映画の内容が深まりました。
「時間」を越えて重なりあう3人の女性達。
それぞれに時代は違うけど抱える「生きづらさ」があって、セクシュアリティについてもキスシーンで繋がっていて、それぞれに選択をしていく姿が描かれていく。
見ていると胸がつまる思いになって来ますが、ウルフによって影響され今も彼女の作品に力を貰う女性達がいると思うと、最後の入水シーンが悲しいけれど、繋がっていくんだな、と感じる終わりでした。
また年を重ねてから見ると違うところに気がつくような映画だと思いました。
きちんとヴァージニア・ウルフについてと作品の勉強したくなりましたね。
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