マト

めぐりあう時間たちのマトのレビュー・感想・評価

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)
3.5
年代の異なる女性たちのある一日を交互に描く。話はちょっと難解で鬱々としてたけどつまらないかというとまったくそうではない。
ただヴァージニア・ウルフという作家のことと彼女が書いた「ダロウェイ夫人」のことについてはぜんぜん知らなかったので、少しは知ってたほうがこの独特な雰囲気に入りやすかったかもしれない。

自分の心の中の闇やモヤモヤ…向き合えるんならいいけど、オレにはそんなこと無理そうなので目を逸らしてなるべく見ないようにしてる。まぁなんとかなるっしょって思ってないと潰れちゃう。ここに出てくる人物はその点みんなとても生真面目な人だよね。

ニコール・キッドマンがぜんぜんニコール・キッドマンに見えない。ジュリアン・ムーアの老婦人メイクもすごい。
フィリップ・グラスの音楽も流麗で美しい。
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