ヤツは狩りをするために、生きる。
1700年代初頭、コマンチ族の一人であるナルは周囲から認められるため、男たちと共に狩りに出ることを望んでいた。
ある日、仲間の一人がライオンに襲われたとの知らせを受け救助に向かったナルは、得体の知れない何かの存在に気づく。
「プレデター」シリーズ第5弾。
全体的にイマイチだった前作から一転、300年前のジャングルを舞台とした原点回帰ともとれる作品。
伝統や風習に逆らうコマンチ族の女戦士との狩人vs狩人の戦いが繰り広げられる。
使用する武器が斧や弓、装填に手間のかかる拳銃という地球人にとってはまだまだ旧式の時代。
明らかに文明が進んでいるプレデター側の方が有利のように思えたが、意外と見応えのある抗戦ぶり。
プレデターは頭蓋骨のようなヘルメットにドレッドヘアという原始的なビジュアルで、無双していく姿が最高にカッコいい。
またちゃんと負傷している所も狩人らしくて良かった。
本作はプレデターと地球人との最初の戦いが描かれているが、その後彼らは何度も地球に降り立ち、その時代最強の戦士たちと戦うことになる。
江戸時代の日本で武士道極める男たちとの一戦...なんてのもいつか見てみたい。