2022年のアメリカとオーストラリア合作によるNetflix製作映画。主演は『ワイルドスピード』シリーズのエルサ・パタキー。なお、彼女の夫であるクリス・ヘムズワースがエグゼクティブプロデューサーを務めている。
アメリカ本土を守る核弾頭迎撃基地がテロリストによって攻撃される。その場に居合わせたコリンズ大尉の孤軍奮闘を描くアクション映画。
エルサ・パタキーとクリス・ヘムズワースのタッグということで興味が沸いての鑑賞。ロシアから核弾頭が撃ち込まれるという、ちょっと笑えない設定の作品。劇中でのアメリカ軍は防衛体制がお粗末で、あっという間に国家の危機に陥る。さすがに貧弱すぎてリアリティに欠けるが、危機感の欠如が招く最悪の事態というのは教訓になる。
主人公の女性士官は過去に上官の酷いセクハラ被害に遭っており、それが原因で心に傷を負っている。男社会である軍内では女性は立場上弱く、女性蔑視による社会の問題点を考えさせる話でもある。傷ついている彼女がこの事件をきっかけに自分自身を取り戻すという展開は悪くない。強い女性ヒーローを描く物語だ。
映像にスタイリッシュさはあるのだが、脚本が少々古さを感じさせる９０年代風アクション映画。エルサ・パタキーとクリヘム、あとミリタリーマニアだから自分はそこそこ楽しめたけど、そうじゃない人からしたらぱっとしない作品だと思う。カメオ出演でクリヘムの出番が結構あり、それだけで自分的には点数上乗せだった。ノリノリで楽しんでる撮影風景が想像出来る(笑)。
エルサ・パタキーは引き締まった体で美しかった。クリヘムとトレーニングに励んだらしい。夫婦仲の良さが微笑ましいね。
エルサ・パタキー、クリヘム、ミリタリーアクション好き。これらが合致してればそれなりに楽しめる。どれかひとつでも当てはまってたら観ても良いんじゃないかな。どれも興味ない人にはお勧めしません(笑)。
