磨

夕方のおともだちの磨のレビュー・感想・評価

夕方のおともだち(2022年製作の映画)
3.6
山本直樹の同名コミックの実写化作品。真面目“ドM男子”とSMクラブの“女王様”、SMを通じて出会った男女の愛の行方を描く恋愛映画。

原作者・山本直樹は有害コミック論争の中心的存在となった事で有名。わたし自身も多感な時期に作品読んでます。本作のSMクラブの店名がその漫画のタイトルだった(笑)

まぁ、変態的な作品が多い氏の作品を見事に再現してますから、レーティングはR18+です。…”して”ますからね、当然かと。

ただ、正直な印象としては描写やストーリーはハードでエロティックなところもあるけど、内容は割と純愛映画といった感じ。
とにかく村上淳と菜葉菜の2人のシーンが素敵すぎる(行為シーンじゃないぞ)
少し意外な終わり方も、観終わった後に不思議と清々しい気持ちになれるような良作だった。

キャスト陣、特にキワドいシーンに挑戦した4人の女優陣はスゴい。というか、全員謎を秘めた感じだった。女性をミステリアスな存在にする事で、作風のわりに品のある雰囲気になっていたのかもしれない。

「ホテルアイリス」の母親役の菜葉菜さん、今回は見事な女王様姿と濡れ場を披露。
ちなみに彼女が作品内で気になってた(欲しがってた)と言ってたクルマ、現在の私の愛車です。
女性でこのクルマ好きな人多いですね。(特にクラブマンは)名前ほど小さくないので注意(笑)


わたし自身SかMかと聞かれれば間違いなくMだと思いますが、痛いの絶対イヤなのであのようなお店に行こうとは思いません(◯袋にクギは無いわ‥)
磨