試写会にて。
大まかなストーリーは想像できるもののテンポの良い展開にいつの間にか引き込まれてました。2時間超が全く気にならない長さ。専門用語も内容を追えないほどではないし年代問わず楽しめると思います。原作の持つ強さや世界観は損なわず、それでいて三木監督らしさが随所に感じられる納得の構成と画力でした。特に終盤にかけて二人の表情や動く様が実にかっこよく、それが"画としてのかっこよさ"というよりも"瑛と彬自身のかっこよさ"なんですよね。生き様がいさぎよくてかっこいい、そう思わせてくれるほどしっかりと役を生きていました。ベルベットの詩が流れ、溢れてくる涙。エンドロールをみながらこれからの二人を応援したくなるし自分もまたがんばろう、って思えてくる。そんな気持ちが監督のおっしゃっていた"希望を描く"に繋がっているのかな、と思いました。
そして…主演ファンの方はお気をつけ下さい。
涼真くん、流星くんの主演作品を撮っている三木監督だけあってベストアングルを知り尽くしているんですよね。
かっこよさが臨界点を超えてしまい涙と興奮でマスクの中でくーーーっ！！っとなること度々。内容が飛びそうになるのを必死でこらえてました。スーツ姿はとてつもない威力でこれでもかと容赦なく攻めてきます。おそらく想像している何十倍も超えてきますよ。
